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日々の花々

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カテゴリ:美術館・ギャラリー( 67 )

アール・デコの邸宅美術館 | 東京都庭園美術館

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リニューアルオープン後、初めて訪ねた庭園美術館。1933年に朝香宮家本家として竣工されてから、この建物が大切に国の重要文化財として存在することが嬉しかぎりです。

3年待ちのリニューアルした庭園美術館。新館は、世界的な現代美術家、建築家としてもご活躍の杉本博司さんがアドバイザーとのこと。それほど広いとはいえない庭園美術館内敷地に開放的な空間だと感じました。

この日は最終日でしたが、静かに鑑賞される方ばかりで混雑しているのに心地よい時間でした。

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緑力ある庭園は落ちつきます。
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目黒には10年近く以前住んでいました。学生時代からの親友と再び美術館鑑賞したことに嬉しかったです。変化していくものがたくさんあるなか、変わらな友情に感謝です。

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by hibinohanabananew | 2015-09-26 09:35 | 美術館・ギャラリー

スサノヲの到来《いのち、いかり、いのり》松濤美術館

松濤美術館にて『スサノヲの到来』展を鑑賞。

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スサノヲ様は、やっぱり女性に人気があるのかしら?という展示室内。

母に会えないからと泣く、ちょっとダメな感じと、ヤマタノオロチをやっつけるかっこよさ、クシナダヒメへの愛。荒々しさと繊細さ、破壊と創造、漂白の神。かっこいいです。

にやりとしてしまう『八雲に立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣』と詠うスサノヲ様の和歌。クシナダヒメへの想いが伝わる喜びの詠。

展示鑑賞と話しがそれている。

当たり前のように展示されていますが、縄文時代の作品が、この時代にあることに驚きです。

個人的に平田篤胤氏が気になりはじめ。黄泉の国とは別の死後、地上と隣り合い天界を通ずる幽冥界という異界の探求。悪魔空中往来図が印象的でした。平田氏の世界とのスサノヲを考察した展示が心躍りました。

スサノヲ的心情、公憤としての清らかな怒りを持った人物、田中正造氏、南方熊楠氏、折口信夫氏の展示も、ぐっとくるものがあり。

古事記が2015年の今も愛されていることが何よりすごいと思ってしまいます。永遠のロングセラー。

松濤美術館も素敵な空間でした。

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by hibinohanabananew | 2015-09-13 17:07 | 美術館・ギャラリー

藤田美術館の至宝〜国宝曜変天目茶碗と日本の美〜 | サントリー美術館

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サントリー美術館へ。藤田美術館の至宝『国宝曜変天目茶碗と日本の美』を鑑賞。

明治時代の実業家・藤田傳三郎氏が収集された至宝の数々。失われないよう文化保護のために収集した仏像や仏画の仏教美術品。収集は幅広く茶道具、絵画、墨蹟、漆工、金工、染織。

世界に三碗といわれる国宝『曜変天目茶碗』には、沢山の方が吸い寄せられように見惚れていました。

日本の歴史や文化を改めて学びたいと、作品ひとつひとつを眺めながら思うのでした。

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美術館で消化しきれなかった脳内のあれやこれやは、素敵な図録で振り返ります。

作品保護のため展示替えがあるようなので、また訪ねたいです。

大阪にある藤田美術館は一度も行ったとがありません。国内で行きたい美術館がひとつ増えまして嬉しいです。

ここ数年、日本の美に心惹かれています。
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by hibinohanabananew | 2015-08-31 18:37 | 美術館・ギャラリー

サイトゥオンブリー:紙の作品、50年軌跡 | 原美術館

都内で一番好きな美術館『原美術館』へ。サイトゥオンブリー展を鑑賞。

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チラシ2枚で撮影したもの

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建物や空間自体が好きな美術館。ひと通り鑑賞したらカフェでひとやすみ。作品リストや解説を見ながら珈琲をいただき、また展示室へという時間が好きです。


サイトゥオンブリー氏の作品は、感覚的にワクワクしたり色彩に見惚れたり、作品の紙が台紙にホッチキス止めされていたり、何だかみていて飽きない作品。

線で表現することが、こんなに自由なんだなと感銘を受けました。

柔軟な思考を大人になっても持っていたいので、こうやって作品を鑑賞しながら何かを感じる時間は貴重であります。




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by hibinohanabananew | 2015-08-27 17:33 | 美術館・ギャラリー

舟越保武彫刻展『まなざしの向こうに』@練馬区立美術館

リニューアルした練馬区立美術館へ。
舟越保武彫刻展『まなざしの向こうに』を鑑賞。

最近、雑誌やネットでも『リニューアル練馬区立美術館』の文字が気になっていました。
少しおうちから離れていますが、いざ!練馬区へ。

西武池袋線の中村橋という駅から歩いて5分ほど。

幻想美術動物園の動物たちが、お出迎えしてくれます。


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舟越保武さんはご存知の方も多いかと思いますが舟越桂さんのお父様であります。

第1章から第6章まである今回の展示。
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一番印象に残っているのは
『第3章:長崎26殉教者記念像』
豊臣秀吉のバテレン追放令により命を失われた日本26人聖人の姿を彫刻にした記念像が4体並んでいました。
今は宗教もわりと自由であり、私達は平和のなかで暮らしている、その有難さと命について少し考えてしまいました。
この作品の静かなる迫力はいまだに視覚に残り、26体が並んだ記念像を見てみたいと思う程です。

『第6章:左手による彫刻』
脳裏に焼き付くデッサンや彫刻たち。
脳梗塞により右半身を麻痺し左手で制作された作品。
言葉にはできない、あの彫刻のまなざしは今も何か話しかけられているような気持ちになります。

『すべてはこれでいいのだ。
このまま流れに浮いてゆけばそれでいいのだ。
そして、野の花が風に吹かれて流れにのって流れるように
私もまた同じように流れていけばよいのだ。私の苦悩も焦燥も。』
(アトリエの断相『生命の音』1988年より)


舟越保武さんは2002年2月5日に、空に逝かれました。この日は長崎で26人の聖人たちが殉教した日と同じ2月5日。


言葉ではない会話で作品と作家の人生と向き合う静かな時間。この時間が私はとても好きなのだと気づいた一日でした。


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美術館で併設されている「どんぐり舎」という喫茶でひとやすみ。
これがまた至福の時間でもあります。
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また、訪ねてみたい美術館です。リニューアル練馬区立美術館。
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by hibinohanabananew | 2015-08-11 18:41 | 美術館・ギャラリー

ヘレン・シャルフベック『魂のまなざし』@東京藝術大学美術館

7月に鑑賞した展示
ヘレン・シャルフベック『魂のまなざし』@東京藝術大学美術館

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ヘルシンキ生まれの画家「ヘレン・シャルフベック」
三才にして事故で左足を不自由にし、一生苦しみ続ける婚約破棄の心の痛み。作家自身の人生の物語を知り、彼女の描いた作品を眺めていると胸が痛くなるような切なくなるような時間を過ごす。パリのモードを意識した作品のモデルが着用している洋服が魅力的。死を意識した晩年の作品は、静かな迫力で何ともいない気持ちになりました。

展示室でメモした言葉
『一人の子供のような存在の彼女は、自分にとって一番大時な人をとられた時、大きな声泣くのです』

感覚的に何だか素敵だなと思う作品も、作家の精神状態や色々情報が入るとまた違った印象をうけ、さらに作品を愛おしく思います。
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気にいった展示はカタログとポストカードを購入します。また、作品にお会いできますように。


 
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by hibinohanabananew | 2015-08-01 12:07 | 美術館・ギャラリー

山口小夜子 未来を着る人展

6月の鑑賞②
山口小夜子 未来を着る人展|東京都現代美術館

『私は人間は心が身体を着ているという言い方もできると思いますし、もっと言えば人間はそれを取り巻くすべてのものを着ている。空気も光も。山口小夜子』

山口小夜子さんはリアルタイムではないけれども、私の憧れのモデルさんでした。
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彼女は地に足はしっかりとつき水晶の中に火がともり静かに煌めき心地良い風が吹くような、土・水・火・風のバランスが美しいオーラのある女性。展示を眺めながら、彼女が太極拳などを修得されていたことを知る。

本当にこの世の美しい見えない気を身にまとう美しい女性だったのだろうと思った。
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東京都現代美術館の常設展は個人的に好きで、今回はリキテン・ステイン『ヘアリボンの少女』、アド・ライアンハート『タイムレス・ペインティング』のキャンバス裏側の展示は面白かったです。
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by hibinohanabananew | 2015-07-03 22:32 | 美術館・ギャラリー

ユトリロとヴァラドン母と子の物語

一番好きな落ち着く場所は平日のギャラリーや美術館。自分の中で慌ただしいなと感じた時も、自分自身の気の流れを一旦リセットしてくれるそんな場所です。

6月に鑑賞した展示①
『ユトリロとヴァラドン母と子の物語』東郷青児記念損保ジャパン日本京興亜美術館。

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美しきヴァドロンは画家たちのモデルであり、賞賛された画家。
恋多きエネルギーある女性。彼女の私生児として生まれたユトリロはアルコールの依存し精神の病を抱えながらも治療のために絵を描きはじめます。

母ヴァドランと子ユトリロ。親子でありながら作風は異なり、ゆえにパレットや筆の使い方も個性があります。

二人の生い立ちを知りながら作品を鑑賞する。中学校の教科書で眺めたユトリロの作品。その時とは違った作品鑑賞を楽しむことができたひとときでした。

カタログもヴァドランの描く花になったり、ユトリロの描く花となったりキラキラして素敵なデザインです。

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by hibinohanabananew | 2015-07-03 22:30 | 美術館・ギャラリー

オープンスペース2015 | ICC

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無料でこれだけの展示を鑑賞出来ることに有難さを感じます。

ICCのオープンスペース2015

メディアアートって、作品をみながらなぞなぞを解くような感覚が楽しいです。

Filament(SachikoM, 大友良英)作品は整理券配布制。ギリギリ鑑賞出来て良かった。ちいさな子どもになったようにワクワク。無響室からジョン・ケージは人が生きる限り音はあり続け「沈黙は存在しない」とこの世に残した作品。わたしは好きです。

個人的には和田永氏の電輪塔がすごく心惹かれ、遊び心がある作品はときめきます。

会期が来年の3月6日までなので、夏、秋、冬、春とまた訪ねたい展示です。
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by hibinohanabananew | 2015-05-26 17:24 | 美術館・ギャラリー

岡崎京子展 | 世田谷文学館

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いつも一人の女の子のことを書こうと思っている。いつも。たった一人の。ひとりぼっちの。一人の女の子の落ちかたというものを。(岡崎京子『ぼくたちは何だかすべてを忘れてしまうね』)

世田谷文学館にて岡崎京子戦場のガールズ・ライフ展へ。会期末ということもあり、とても賑やかでした。年齢層も幅広く男性の方も多くたくさんの方に愛されている作品たち。原画をこんなに貼りつくようにみた展示は初めてかもしれません。

女の子から大人の女性になるあいだ。空虚などこか浮遊する居場所がない孤独な気持ち。私も初めて作品を読んでから年をとっている。でも、あのひりっとする感覚になる。リバーズ・エッジは特にそうだった。

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岡崎さんの漫画は言葉だけになると詩
のようで。短いのに心に響く。

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映画化されたこともあり、りりこさんがいらっしゃいました。

カタログも見応え充分で遠出したかいがありました。岡崎京子さんの作品は時代が変わっても、いつまでも生き続けるのだろう。
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by hibinohanabananew | 2015-03-22 20:52 | 美術館・ギャラリー