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日々の花々

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カテゴリ:読書( 8 )

よしもとばななさんの海のふた

最近は電車の中で本を読む時間ができ、読書を楽しんでいる。今までと違うのは読了したら次の本ではなく、一冊の本を何度も何度も読んでいる。

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よしもとばななさんの海のふたは四回くらい読んだ。想定も挿絵も綺麗で、今の自分の心境にぴったりだった。

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本で人生に影響を受けたことってないのだけど、このページを読んで「はっ!」として大きな決断をした。私の進む道は、そちらではないと。

やっと元あるところに帰ることができて、随分寄り道をしてしまったものだと思いつつ、年の功的な糧のひとつにでもなったと晴れやか心持ちである。

「はるのベッドで昼寝して」も何度も読んだ。

中学生の頃好きだった「TUGUMI」も「キッチン」も再読したいです。今の自分は、どう感じるのだろうか?


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by hibinohanabananew | 2017-05-02 22:13 | 読書

朝昼夜読【坂口恭平さんの幸福な絶望】

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夏に暑いのでカフェや喫茶店で読んだのは、坂口恭平さんの『幸福な絶望』。

『ありがとう』という言葉と『愛』がたくさんの本。第3章242ページ上から4行目からの言葉に目頭熱くなる。わたしが当たり前だと思っている現実が、どんなに素敵なことか1日寝る前に振り返りたいと思うようになった。

ネガティブに世を叩くことよりも、小さくても愛のあることをひとつしよう、そんな気持ちになる。

昨年から静かに坂口恭平さんの本を読んでいる。どの本も文字から包みこまれるような柔らかい暖かさがあり、心はじーんとする。

今まで読んだもの。
『独立国家の作り方』『現実脱出論』『徘徊タクシー』『ズームイン服!』

次は『家族の哲学』という新刊が出るようなので秋の夜の楽しみが増えて嬉しいです。
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by hibinohanabananew | 2015-09-04 18:46 | 読書

朝読 4月の読書

4月からその月に読んだ本をご紹介しようかと。最近は朝活ならず朝読。

4月は谷川俊太郎さんの『20億光年の孤独』(集英社文庫)と『自選谷川俊太郎詩集』(岩波文庫)を何度も何度も読みました。

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自選は自選だけに濃厚で持ち歩いてぱっと開いたところを読んだりしました。

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アスファルトで咲く植物ばかり眺めていたら、高いビルに囲まれても緑がいっぱいのところに出会いました。そして、自分と似た人たちが集うのかとても静か。珈琲とともに1時間程の朝の静かな読書時間は私の贅沢なひとときなのです。
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by hibinohanabananew | 2015-04-28 19:26 | 読書

ヘンリック・イプセン「シッダールタ」

毎週水曜日の夜は寺ヨガを楽しみにしている。田原町まで行き、イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫で読書、テクテク歩いて稲荷町のお寺へ。カフェの方がサービスで焼き立てのパンを試食にくださいました。
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最近の読書はヘンリック・イプセンの「シッダールダ」ふと手にした本でしたが、ヨガの前には良い本だと思う。ヘッセは「詩人になるか、でなければ、何にもなりたくない。」と神学校を脱走し、職を転々とし、最後にはノーベル文学賞を受賞した人なので人としても興味がある。

数年ぶりにヨガに定期的に通うようになり、内なる心と身体の声を聴けるようになった気がする。8年くらい前に通った頃はポーズを覚える方に意識がいっていた。最近は少し塞ぎこんでしまっていたのだけど、やはり重心がとれなくてぐらぐら不安定で心のありさまがあらわれる。ヨガ教室巡りをしていたけど、良い先生と場所に出逢えた感じがします。自分にアユルヴェーダがあっているのかもしれない。先生は5月にヒマラヤに修行に行かれるそうでこの寒さでも薄着で過ごされていた。修行の報告会も今から楽しみです。ストイックに己の修行をしている人ほど、ぶれずに穏やかだなとここ数年出逢った人たちをみて思う。我欲、自己顕示欲の強い人は攻撃的だったり、自分と人を比べて見下すような態度をとったり、以前はそういうことに疲れた時もあった時もあるけど、最近は気にしなくなった。良いヒエラルキーと見えない嫌なヒエラルキーが社会には存在するのは、いたしかないことで自分さえぶれずにいればいいのだ、と、もっと若い頃に気づくことができればよかった。


4月にはクリシュナ先生という日本におけるアーユルヴェーダの第一人者の方の講座があるそうで申し込みをしました。ご興味ある方はぜひ。

4月16日19:30~21:00「アーユルヴェーダ講座」(yogaの実践はありません)@明順寺 講師:クリシュナ先生(日本アーユルヴェーダスクール校長) 会費:1,000円

ある朗読の講師の方から、「日々野さんは読んでいる時、時々苦しそうになるから呼吸法をした方が良いよ。」とアドバイスを受け、ヨガ教室を探し寺ヨガに辿り着いたのですが、ひとつの出来事があたらしいせかいにつながっていく良い流れだなと思う日。ヘンリック・イプセンから随分話がそれているけど、「シッダールタ」も修行の本なので、私にとってそういうことを知る時期なのかもしれません。
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by hibinohanabananew | 2014-03-05 22:21 | 読書

草と花の出てくる本を読む

3月21日金曜日に足立市場で開催される大友良英さんの千住フライングオーケストラの縁日に日々の花々屋台を出すのです。押し花や花言葉ポプリを縁日ぽく出したり、時間になったらラジオみたいに朗読はじめます。草と花が出てくる本を読みますが、セレクト中。梶井基次郎著檸檬は確定。福永武彦著草の花は、ラスト千枝子さんが書いたお手紙を読もうかな。

先日の恋文朗読も戦時中のものをセレクトしましたが、26才で戦死した親戚のようへいさんは婚約者がいたのか?好きな人がいたのか?先日、靖国神社で参拝した帰りに思ったのです。ようへいさんの肉体と心は帰ってきませでした。時々、ようへいさんのことを思います。読みなさいといわれているような気持ちにすらなります。

草の花も、戦時中のお話。草の花は、奥が深いので一冊を分解しながら気になったところを何度も読んでしまうのですが。

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色々な朗読教室の体験講座いきましたが、聴き手を惹きつけるテクニック、滑舌、イントネーション、朗読の難しさやらかくかくしかじか。

私はそれらを聞きながら、1番難しいのは耳が聴こえない人に伝える朗読なんじゃないかな?と、当たり前のように誰もが聴けるを前提にした講座に何だか疑問だったのでした。

写真の月光荘のちいさなちいさなノートには、あなたの好きな本はなんですか?と私がきいて、色々な人が好きな本を書いてくれたノートです。

稲垣足穂の夕べを夏にやりたいし、本の修行はつづく。ちなみに一千一秒物語の素敵なアニメーションを制作、エレクトロニカな音楽を楽曲してくださる作家さん募集中。あたまのなかにあるイメージを伝えれるように作家さんを探す旅にでなければです。
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by hibinohanabananew | 2014-03-02 19:21 | 読書

恋文の準備

2月の展示『草花日和』に開催されるバレンタインイベント。バレンタインから淡い淡いきれいな物語と恋文という偉人が書いた本から閃いたので脚本を書いてみました。

恋文の本をお誕生日にくれたお友達のたかこちゃんが、朗読用のオリジナルの装丁本をつくってくれるので、イメージやもろもろお話しして、完成が楽しみ。

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by hibinohanabananew | 2014-01-24 01:31 | 読書

恋文

最近は読書する時間が電車のなかだけです。

お誕生日プレゼントでいただいた『恋文』を、ゆっくりゆっくり読んでいます。恋文とは、淡くロマンティックなイメージが浮かびますが、この本に掲載されている恋文は濃厚。

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告白、嘆願、拒絶、惧れと悩み、愛の悦び、情熱、嫉妬、別離、永訣、夫婦愛、愛の本質、全き愛、手紙についての手紙、書き出し、結び、短信。歴史上名前の残る人々の色んな恋文。

妃を持つ身でアン.ブーリンを寵愛したヘンリー8世が彼女に宛てた恋文。しかし、ヘンリー8世の愛が冷め、彼女はでっちあげの罪で裁判にかけられ処刑されます。

他にも別れて狂うなど。

恋文の果てにある人生の結末とやらが、レオス・カラックスやラース・フォントリアーの映画の世界のよう。

ジュリエット・ドゥルーエよりヴィクトル・ユーゴへの恋文の文末。「一日、最後に思うのも、寝てからの夢に見るもの、みんなあなたのことばかりです。ジュリエット」どうしたら、こんなことを綴れるのだろう?

61歳のヘンリック・イプセンと18歳のエミリー・バルダッハの恋文。文通以上の愛は開花せず。エミリーは恋焦がれた彼のことをどうやって忘れていったのかな?

恋文という手紙なので、その前後の男女のやりとりは分からないわけです。やはり、61歳のヘンリック・イプセンと18歳のエミリー・バルダッハの出逢いやエミリーという少女が気になる私です。そして、ウキペディアでイプセンを検索しこのおじさまに恋をしたのねと肖像画などを眺めたりするのです。気になりませんか?私だけかしらね?
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by hibinohanabananew | 2013-05-28 19:14 | 読書

草の花|福永武彦著をよんで。

写真家澁谷征司さんの「a little duet」というイベントにて作った世界に1冊の写真集「草の花|福永武彦著」。世界に一冊。丁寧に扱いたかったので、東京ではなく京都の進々堂で読み始めた。

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サナトリウムの僕(主人公)が書く小説「第一の手帖」のこの会話

-愛するといふのは、つまり愛されることを求めるということぢやないんですか?汐見さんが僕を愛してくれるのも、僕が汐見さんを好きになるのを待ってゐるからなんでせう?
ー僕はただ愛しさへゐればいいのだ。
ー違ふと思ふ。それだつたら汐見さんは何もさう苦しむことはない筈ぢやありませんか?

汐見さんからの愛の言葉に対し藤木くんがいった言葉は衝撃的でした。

この本のたった4行から、片想いの我欲について友達とあれやこれや語り合った。恋に恋する恋のナルシシズムが可愛いものに思えてしまう。片想いの我欲、一途さが一変して固執と執着ふりむかせたい、自分をみてほしいという欲求になるのである。

他にも、相手とはわかりあっていないと思っているのに、相手が去ってしまうと、わかりあっていたのになぜ?と追いかける、失うことや良きせぬ突然の相手の行動への惧れの感情。

ラストの佐藤千枝子さんが僕に宛てた手紙も読んでいて心が割れそうになった。お互いに想い一緒にいるのに、なぜかお互いに片想いの儚き青春の恋愛物語。悲恋の美しさと誰かを想うなかに生まれる自分の醜き感情と。愛することと孤独。硝子のような世界だった。

片想いの我欲について話した友人とは「わかりあえないことをわかりあう」ということについて語り。また別の友人は「人間は欲望だらけだから可愛いよ。」という。その友人は、とてもチャーミングな人。

読む目的としても、この本を選んでよかったと思う。旧漢字と口語体だったので新潮文庫の現代版を本屋さんで探すもなかなかおいていない。ネットでぽちっとすると変えるけど、やっぱり自分で探し本棚をみて手に取るという行動が私には大切で。雑誌は電子書籍の方がいいけど、本は装丁含めた紙媒であってほしい。最近の世の中は大量生産で消費されるものばかり。全てが代用品ですりかえられてもわからないようなコピーのコピー。私はそういうものに興味がない。どのジャンルにおいても生誕110年といわれ愛され続ける小津安二郎監督の映画のような作品に出逢いたいし、そういうものを身につけられる人になりたいと思う。

手軽な値段で買った本は手離してしまうかもしれないけど、世界に1冊の本は私がこの世からいなくなっても誰かの形見に渡したい、その後も誰かのもとへ、という気持ちがわく。衣・住・食に関わるもの、無駄遣いはせず、そういう気持ちになれるものと向き合っていきたいと残りの人生についての決意。




先日開催された澁谷征司さん写真展『RIVER RIVER』@スパイラルガーデンもとても素晴らしく。今も目を瞑ると鮮明に浮かぶ、2つ並んだ「葡萄の木」と「山吹色の花に囲まれた木」の写真。
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by hibinohanabananew | 2013-04-27 22:12 | 読書