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日々の花々

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舟越保武彫刻展『まなざしの向こうに』@練馬区立美術館

リニューアルした練馬区立美術館へ。
舟越保武彫刻展『まなざしの向こうに』を鑑賞。

最近、雑誌やネットでも『リニューアル練馬区立美術館』の文字が気になっていました。
少しおうちから離れていますが、いざ!練馬区へ。

西武池袋線の中村橋という駅から歩いて5分ほど。

幻想美術動物園の動物たちが、お出迎えしてくれます。


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舟越保武さんはご存知の方も多いかと思いますが舟越桂さんのお父様であります。

第1章から第6章まである今回の展示。
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一番印象に残っているのは
『第3章:長崎26殉教者記念像』
豊臣秀吉のバテレン追放令により命を失われた日本26人聖人の姿を彫刻にした記念像が4体並んでいました。
今は宗教もわりと自由であり、私達は平和のなかで暮らしている、その有難さと命について少し考えてしまいました。
この作品の静かなる迫力はいまだに視覚に残り、26体が並んだ記念像を見てみたいと思う程です。

『第6章:左手による彫刻』
脳裏に焼き付くデッサンや彫刻たち。
脳梗塞により右半身を麻痺し左手で制作された作品。
言葉にはできない、あの彫刻のまなざしは今も何か話しかけられているような気持ちになります。

『すべてはこれでいいのだ。
このまま流れに浮いてゆけばそれでいいのだ。
そして、野の花が風に吹かれて流れにのって流れるように
私もまた同じように流れていけばよいのだ。私の苦悩も焦燥も。』
(アトリエの断相『生命の音』1988年より)


舟越保武さんは2002年2月5日に、空に逝かれました。この日は長崎で26人の聖人たちが殉教した日と同じ2月5日。


言葉ではない会話で作品と作家の人生と向き合う静かな時間。この時間が私はとても好きなのだと気づいた一日でした。


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美術館で併設されている「どんぐり舎」という喫茶でひとやすみ。
これがまた至福の時間でもあります。
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また、訪ねてみたい美術館です。リニューアル練馬区立美術館。
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by hibinohanabananew | 2015-08-11 18:41 | 美術館・ギャラリー
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